新潟手術医学研究会の沿革

 新潟手術医学研究会では、新潟県内の手術部職員の教育とスキルの向上を目的として、年1回「新潟手術室セミナー」を8月末から9月初旬の時期に開催しています。

 新潟手術室セミナーは1987年に「教育セミナー」という名称で、本学の有任記念会館で第一回が開催されました。1994年の第4回セミナー以降は毎年の開催となり、第6回から現在の名称である「新潟手術室セミナー」となりました。2019年で29回を数え、医師、メディカルスタッフだけでも200人を超える方々にご参加いただいております。このようなセミナーは全国でもあまり例を見ないとのことです。

 新潟手術医学研究会の発足前は、新潟大学医学部附属病院手術部(現、新潟大学医歯学総合病院手術部)が新潟手術室セミナーを主催しておりましたが、関連基幹病院にも積極的に参加いただくことを期待して、2001年に「新潟手術医学研究会」が発足し、同セミナーを主催するようになりました。2002年開催の第12回セミナーから、関連基幹病院が持ち回りで当番を務め、当番病院の代表が会長を務めています。

新潟大学医歯学総合病院手術部 今井英一